ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(児童文庫・廣嶋玲子)

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(児童文庫・廣嶋玲子)

ふしぎな駄菓子屋で売っているふしぎな駄菓子が持つパワーとは?女主人紅子が、きょうもお客さんの運命を駄菓子で翻弄する。

駄菓子屋があった。路地の壁にはりつくような形の店で、まるで商店街から身をかくしているようだ。だが、店先には、色とりどりの菓子がならんでいるのが見える。

真由美は首をかしげた。あんなところに、駄菓子屋さんなんてあったっけ?この道は、もう何百回と通っているけど、あんな店、見たことない…。その駄菓子屋は幸せと不幸のわかれ道。小学校中学年から。

「いらっしゃい。ここは銭天堂。幸運をもとめる幸運な人だけが、見つけられる店でござんす。幸運なお客さんのおのぞみは、この紅子さんが、きっとかなえてさしあげましょ」うたうような節回しでそう申すのは、古銭の柄の入った濃い赤紫色の着物を着て、どっしりと太り、真っ白な髪を結い上げた紅子さん。

そう、この本の表紙でこちらをみてほほえんでいる存在感たっぷりの女性が紅子さんです。心に悩みや望みをもつ6人の主人公たちが、それぞれ銭天堂で手に入れたのは、「型ぬき人魚グミ」「猛獣ビスケット」「ホーンテッドアイス」「釣り鯛焼き」「カリスマボンボン」「クッキングツリー」。その駄菓子を食べた時に主人公たちに起こる何とも奇妙で不思議な体験が、このお話の面白さ。

毎回ドキドキハラハラさせられてしまうのは、みんな、説明書をちゃんと読まずに駄菓子を食べてしまうから。初めに説明書をきちんと読んでいれば問題なく幸運になれたものを、あせって間違った食べ方をして、それはそれは大変なことが起きてしまうんです。駄菓子は毎回、五円とか十円とかとても安い値段で買うことができます。

店主の紅子さんは、毎回、銭をお宝と呼んで、何年ものか、などじっくり調べます。どうやら銭に強いこだわりがある様子。紅子さんの本当の仕事は駄菓子を売ることでなく、めずらしい銭を集めることなのでしょうか。いや最後まで読むとそれも本来の目的ではなさそう!?

ちょっとこわいけど、読んだ後は商店街の路地にあるという銭天堂を探し出して、不思議な駄菓子を手にいれたくなってしまうこのお話。けれども、運良く駄菓子を買えたとしても、食べる前には説明書を必ず最後まで読むのをお忘れなく!「ようござんすね?かならずでござんすよ?」今にも紅子さんの声が聞こえてきそうです。

(絵本ナビ編集部 秋山朋恵)

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